こんにちは!東京光音でフィルムやテープのダビング、修復作業をしている技術スタッフにお話を聞いてみたので紹介するよ!第5回目は、前後編に分けて、フィルムのカラーグレーディング作業担当のスタッフのお話をお届けするよ。よろしくね!
映像に興味を持ったり、この仕事に就くきっかけはありましたか?
昔からテレビや映画が好きで、学生時代はよく映画館に通っていました。当時はフィルム上映だったので、そこから映画フィルムに興味を持つようになりました。
そうだったんだね~。普段はどんなお仕事を担当しているの?
フィルムからスキャンした映像のカラーグレーディング作業を担当しています。映像の中の色や明るさの調整をしています。
カラーグレーディングってコツとかあるの?
わずかな色の違いや映像の明暗を逃さずチェックしていますが、特に気を使うのは黒の色をしっかり捉えることです。中心となる色が定まらないと、全体の色がおかしく見えてしまいます。ほかにも、人間の目はどうしても日によって見え方が変わってしまうので、必ず波形や数値を確認しながら作業を進めています。
人の目と波形や数値、いろいろな要素でチェックしているんだね!
それだけ色のことを考えていると、普段の生活でもいろんな『色』が気になっちゃいそうだけど…?
そうですね…やっぱりフィルムで撮影された映画を見るときは、映像の色が気になります。あとはBSやCSで放送されている昔の映画や時代劇はグレーディングの参考としてよく観ています。
やっぱり映像の色は気になるんだね!昔の作品を参考にしているだなんて、仕事熱心だなぁ…
カラーグレーディング作業をする中で、好きな瞬間やたまらない瞬間はありますか?
自分が担当した作品をテレビ放送や映画館で見たときはやっぱり嬉しいです。また、試写を行った際に目の前のお客様から好評いただいたときは特に嬉しかったです。
うんうん!やっぱり直接感想をもらえるのは嬉しいよね!
今回はここまで!インタビューは後編につづくので、次回もお楽しみに!