こんにちは!今回は映画フィルム(アセテートフィルム)の保管に適した容器について紹介するよ。以前紹介したビネガーシンドローム対策にもつながるから是非読んでね!
映画フィルムの保管にはいろいろな方法があるけど、まずは容器に使われる代表的な素材を紹介するね。
●スチール (丈夫な素材)
●プラスチック (劣化に強い)
●中性紙 (通気性がいい)
●アルミニウム (軽い素材)
-密閉したほうがいい?-
基本的には通気性をよくするため密閉しないほうが良いけど、乾燥剤を使うときは効果を上げるために密閉するといいみたい。(ただ、日本の夏は暑くて湿度もとっても高いから、常温での保管は特に気を付けてね。)
常温の場合、密閉してるとビネガーシンドロームがどんどん進行するから、通気性の良い容器を選んでね。低温低湿度の場合は、常温に比べると、化学変化が抑制されるからそれほど通気性は重要にはならないけど、密閉は避けた方がいいよ。冷凍保存するときは、結露を防ぐために密閉する必要があるから、フリーザーバッグなどに入れるといいよ。
保管容器の錆びや汚れ、破損には要注意!!
映画フィルムを長く保存するためには、容器も同じくらい寿命が長い物を選ぼう!
東京光音では容器の交換も行っています。交換に用いるDANCAN映画用フィルム缶は、側面の穴(直径1㎝)から酢酸ガスを放出できる形状で、錆びることもないポリプロピレンで作られています。
ちなみに保管する時にはフィルムが縦じゃなくて横になるように保管してね。
僕たちフィルムがゆっくり休めるように、よろしくお願いしマス。