フィルムのアーカイブに最適なフォーマットの紹介①

こんにちは!今回は「DPX」の紹介だよ。

「DPX」っていうのは、フィルムのスキャニング作業をするための画像ファイルフォーマットなんだ。フィルム1コマの画に対して1枚の画像データになっていて、非圧縮の連番ファイルともいわれるよ!フィルムが持っている色とかコントラストとか映像の情報が失われないようにデジタル化できるんだよ。だから、フィルムをデジタルデータにして保存していくのに最適な形式なんだって! 

ただ、データ容量が大きくなってしまうデメリットもあって普段使いには向かないんだ。そこで、普段使いの運用用に「再生の容易な動画ファイル」を別に作って保存することを推奨しているよ。

詳しく教えてもらった内容によると

「DPX」とは

フィルムスキャニング作業のための画像ファイルフォーマット。kodakがフィルムを忠実にデジタル化するために開発したCineon形式をSMPTE(米国映画テレビ技術者協会)が企画として拡張したもの。ネガのガンマを、10bitログフォーマット(非圧縮)でRGBとして再現する。

ちょっと難しかったから、そのまま引用して載せておくね。

2020 SOUND&VISUAL FESTA OKINAWAに参加しました

1月15〜16日、沖縄県沖縄市で開催された、放送・照明・音響機器展示会
2020 SOUND&VISUAL FESTA OKINAWAに出展しました。

展示会場の様子

展示ブースでは、映像・音声のデジタル化事業のご案内とともに、見えない映像を見える化する映像鮮明化装置LISrシリーズのデモ展示も行いました。


こちらは、暗い・悪天候などの悪条件で撮影された不明瞭な映像を、特殊なアルゴリズムを用いて解析・鮮明化する装置です。暗闇や濃霧などでよく見えない映像がリアルタイムで鮮明化される様子に多くの方が驚かれていました。

映像鮮明化装置 LISr-101

昨年に引き続き2回目となるスペシャルイベントでは、沖縄国際海洋博覧会・沖縄館(1975-76年)で上映された「かりゆしの島-沖縄」の4Kデジタルリマスター版上映を行いました。
フィルムは経年劣化により真っ赤に退色をしてましたが、色調補正技術により色調の復元を行い、鮮やかに蘇った45年前の沖縄の情景をご参加いただいた多くの方々に楽しんでいただけました。

2020 SOUND&VISUAL FESTA OKINAWA公式ホームページ

スペシャルイベント かりゆしの島-沖縄 上映会について

映画フィルムあれこれ

こんにちは!今年もフィルムなどの豆知識をお届けするよ。よろしくね!

前回レポートした映画フィルムの種類だけど、フィルム幅の他にもいろいろあるんだ。今回は「世代」と言われるもの。普段多く扱っているのはネガ(オリジナル)、ポジ/プリント(複製)、リバーサル。

その他にもマスターポジやデュープネガ、インターネガなどなど。詳しく知りたい方は「キーピングアーカイブス 第11回」で検索すると映画保存協会さんが翻訳した文献があるよ。

16mmフィルムさまざまな世代

世代が後になればなるほど複製を繰り返すことで画質や記録されている映像情報量が落ちるので、映画フィルムから高画質・高解像度な4Kデジタルデータにスキャニングするときはオリジナルネガなど若い世代のフィルムを使用するんだ。とってもきれいで鮮明な画質の映像になるよ。

東京光音では展示会などでオリジナルネガフィルムからの4Kスキャニング映像を上映しているよ。機会があったら是非見てみてね!

8ミリ映画サミットin沖縄

先日、沖縄県立図書館で開催された「8ミリ映画サミットin沖縄」イベントに参加させていただきました。

第1部・第2部・第3部にわたり、15時~19時半までと長丁場のイベントでしたが、8mm映画フィルムを収集・保全・活用を実際に行っている活動、実例、その地域の方々の反応など大変興味深いお話を伺うことが出来ました。

イベントチラシ・パンフレット

ビデオテープはもっといろいろ

今日はビデオテープのお話だよ。

映画フィルムもいろいろな種類があるけどビデオテープはもっといろいろあるよ!ビデオテープの歴史は60年くらい。大きく2つに分けると業務用と民生用が作られてきたんだ。代表的なテープの種類は、業務用では1インチやU-matic、ベータカムシリーズなどだよ。民生用ではVHSやベータマックス、8ミリビデオなどがあるよ。

代表的なテープ類

もっともっとたくさんの種類があるけど、詳しくは東京光音HPの”テープの種類”を見てね!http://www.koon.co.jp/ichiran.html

実はビデオテープが今直面している最大の問題は再生する機械がどんどん無くなっていることなんだ。もう製造されていないし、故障してしまったら部品がないので直せない!近い将来テープがあっても再生する機械が無い事態になることが確実視されているようだよ。東京光音ではほぼ全ての種類のビデオテープの再生機を動く形で保有しているんだ。

2025年問題チラシ
1/2オープンリール

でも壊れてしまったら直せないものもあるので、再生機が動くうちにテープからデジタルデータに変換してアーカイブすることをおススメします。

水損テープ救済ボランティア

大型台風の被害で水損してしまったビデオテープのクリーニングボランティアを行いました。大切な思い出が詰まったビデオテープの数々を何とかして残したいという思いにお応えしたい気持ちから、東京光音では東日本大震災以降、水損テープクリーニング作業のボランティアを実施しています。

水損テープのクリーニング工程として、まずテープを各パーツごとに分解して手作業ですべての泥汚れを洗浄していきます。洗浄が終わった後は、乾燥です。磁気テープ部分の乾燥には2日ほど時間がかかることがあります。よく乾燥させてから、分解したパーツの組み立て磁気テープの巻き直しなど最終チェックを行いクリーニング作業完了となります。

VHSテープ 洗浄前の泥汚れが付いている状態~洗浄後
miniDVテープ 手作業で洗浄作業を行う様子

東京光音はこれからもフィルム・ビデオテープ救済ボランティアを続けてまいります。

詳しい作業工程はこちらをご覧ください。http://www.koon.co.jp/suison.html

超劣化8mmフィルムのデジタル修復を行いました

個人様より持込みいただいた8mmフィルムは、70数年間大切に保管されておりましたが、高温多湿な日本の気候に大きな影響を受け、年月の経過に伴いビネガーシンドロームを発症していました。

フィルム同士の固着、変形、脆化現象など通常のデジタル化作業では映像化困難な状態にまで劣化は進行していましたが「映像を残したい」と熱意のこもったお気持ちをお伝えいただき、通常作業とは異なるかたちで超劣化8mmフィルムのデジタル修復作業を実施いたしました。

作業を行う上での一番の障壁はフィルムの脆化です。フィルム同士が貼りついて硬く変形し強度がとても弱く、力を加えると切断しそうな状態でした。そこで、固着部分を慎重に剥がすと同時にフィルムの平面化と補強を同時進行で行い切断の危機回避し、デジタル化作業が可能な状態に修復・補強を施しました。

劣化が進みエマルジョン剥離によるシワが見られる
フィルム全てを平面化及びテープで補強
全編手作業で修復・補強を施す様子

とても時間はかかりましたが補強までしっかりと行い、その後スキャナーでの映像の取り込みや濃度補正等、無事に再動画化が完了しました。

お客様からのご厚意により映像公開の許可をいただけましたので、ごく一部ではありますが動画を載せさせていただきます。

希少な映画フィルムたち

今日はこれまで東京光音で取り扱ってきた様々な映画フィルムの中でも希少なフィルムについてレポートするよ!

・17.5ミリフィルム

日本では1930年代半ばから1940年代にかけて普及した映画フィルム。

http://www.koon.co.jp/17_5mm.html

・28ミリフィルム

小型映画の創成期に誕生したフィルム。

http://www.koon.co.jp/28mm.html

この他にも8.75ミリフィルムや22ミリフィルム(別名エジソンフィルム、画像が3列並んだ形式の非常に珍しい映画フィルム)などがあったんだよ。22ミリフィルムは現物があったんだけど現在行方不明なので見つかったら写真をUPするね。

これらの映画フィルム再生機(映写機)はないので、テレシネ機を改造、スプロケットなど必要な部品は知り合いの町工場に頼んで作ってもらって無事映像化したんだ。

全史料協全国大会に 協賛企業として出展しました

第45回全史料協全国大会

11月14日〜15 日まで長野県安曇野市で開催されていた、全史料協全国大会に 協賛企業として出展をしました。

展示会場

ご来場者の多くが紙資料を専門にお取り扱いされている施設ですが、映画フィルムにも 目を向けていただこうと考え、今回の出展は映画フィルムに焦点を当て展示をしました。

デジタル化困難と思われた8mmフィルムの再動画化映像や、弊社独自のフィルムの 可視化(プレスキャン)業務など、ご来場者の悩みを解決する一つの手段だと 認識していたけたのではないかと思います。

展示ブースの様子
映画フィルムに焦点をあてた展示