水損テープ救済ボランティア

大型台風の被害で水損してしまったビデオテープのクリーニングボランティアを行いました。大切な思い出が詰まったビデオテープの数々を何とかして残したいという思いにお応えしたい気持ちから、東京光音では東日本大震災以降、水損テープクリーニング作業のボランティアを実施しています。

水損テープのクリーニング工程として、まずテープを各パーツごとに分解して手作業ですべての泥汚れを洗浄していきます。洗浄が終わった後は、乾燥です。磁気テープ部分の乾燥には2日ほど時間がかかることがあります。よく乾燥させてから、分解したパーツの組み立て磁気テープの巻き直しなど最終チェックを行いクリーニング作業完了となります。

VHSテープ 洗浄前の泥汚れが付いている状態~洗浄後
miniDVテープ 手作業で洗浄作業を行う様子

東京光音はこれからもフィルム・ビデオテープ救済ボランティアを続けてまいります。

詳しい作業工程はこちらをご覧ください。http://www.koon.co.jp/suison.html

超劣化8mmフィルムのデジタル修復を行いました

個人様より持込みいただいた8mmフィルムは、70数年間大切に保管されておりましたが、高温多湿な日本の気候に大きな影響を受け、年月の経過に伴いビネガーシンドロームを発症していました。

フィルム同士の固着、変形、脆化現象など通常のデジタル化作業では映像化困難な状態にまで劣化は進行していましたが「映像を残したい」と熱意のこもったお気持ちをお伝えいただき、通常作業とは異なるかたちで超劣化8mmフィルムのデジタル修復作業を実施いたしました。

作業を行う上での一番の障壁はフィルムの脆化です。フィルム同士が貼りついて硬く変形し強度がとても弱く、力を加えると切断しそうな状態でした。そこで、固着部分を慎重に剥がすと同時にフィルムの平面化と補強を同時進行で行い切断の危機回避し、デジタル化作業が可能な状態に修復・補強を施しました。

劣化が進みエマルジョン剥離によるシワが見られる
フィルム全てを平面化及びテープで補強
全編手作業で修復・補強を施す様子

とても時間はかかりましたが補強までしっかりと行い、その後スキャナーでの映像の取り込みや濃度補正等、無事に再動画化が完了しました。

お客様からのご厚意により映像公開の許可をいただけましたので、ごく一部ではありますが動画を載せさせていただきます。

中央大学様 白門ムービー 第27回箱根駅伝記録映画

中央大学様公式WEBサイトにて白門ムービー第27回箱根駅伝(昭和26年)の記録映画が公開されています。箱根駅伝にご関心のある方は是非ご覧ください。

以下は中央大学公式WEBサイトからの引用です。作品紹介キャプションが大変わかりやすい文章でしたので、そのまま引用させていただきました。

この映像作品は、中央大学が制作しました。上映時間は約8分です。収録された第27回箱根駅伝は、1951(昭和26)年1月5日・6日に行われました。中央大学はこの大会で2連覇を果たしました。箱根路を力走する10名の陸上競技部選手、また往時の懐かしい沿道の応援風景など貴重な映像を是非ご覧ください。

中央大学公式WEBサイト

https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/hmovie/road_race/2019/

35ミリデュープネガからのデジタル化作品です。