ハードディスクは何年もつ?

デジタルデータの格納メディアはいくつかありますが、現状最も多く使われているのがハードディスク(HDD)です。

HDDの種類とメリット・デメリットを簡単にご紹介します。

据え置き型HDD
メリット
  • 価格は比較的安価
  • 大容量の規格がある
  • LAID対応など保存に適した規格がある
デメリット
  • 別電源が必要
  • サイズが大きく、重い
  • 頻繁な持ち運びに少し難がある
ポータブルHDD
メリット
  • 別電源が不要
  • 小さいため置き場に困らない
  • 軽く持ち運びに便利(耐衝撃規格がある)
デメリット
  • 大容量のものが少ない
  • 価格は比較的高め

一般的にHDDの寿命は可動部品があることから比較的短く、およそ4年程度と言われています。ただ、HDDの種類、動作環境に大きく左右されます。HDDは熱に弱く結露もNGなので適切な温度・湿度も場所での保管が必要です。

また、故障によるデータ損失など万が一に備えて予備HDDなどのメディアへのバックアップを必ずとっておきましょう。5年位を目処に新しいHDDへの書き換えを行うことをおすすめします。

※これはフィクションではありません。6月10日朝、発生したHDDトラブルにより2週間分の作業データが消失し、意気消沈する当社スタッフ。

大量8mmフィルムの動画化(前編)

個人様からのご依頼により8mmフィルムが大量にお持ち込みされました。

著作権の問題により、市販品のフィルムはデジタル化の対象外となりましたが
それら作品を除いてもホームムービーだけで約200本。
今から約50年前に撮影された8mmフィルムにも関わらず、退色(色褪せ)以外の
劣化はほとんど見られませんでした。
このようなフィルムを見ていると、どのように保管されていたのか、ついつい
考えてしまいます…。

大量の8㎜フィルム

ホームムービーの映像は普段テレビでは見ることの出来ない、場所や景色が
記録されています。
私的な記録映像ではありますが、歴史・文化的にもかけがえのないものです。
この200本のフィルムの中にもそんな映像が沢山記録されているのでしょうね。

テレビCMのデジタル化作業を行いました

山梨放送様からのご依頼にて、桔梗屋様のテレビCMのフィルムからの再デジタル化を行いました。

桔梗屋公式YouTubeチャンネルにて公開されています。是非ご覧ください。

昔のデジタル化映像がこちらです。

昔のデジタル化映像も懐かしい味わいがある雰囲気ですね。この二つのCMは、元は同じフィルムからのデジタル化映像です。フィルムが持っている可能性を引き出し美しく仕上がった映像を是非ご覧いただける機会です。

 

なお、桔梗屋公式YouTubeチャンネル内には今回デジタル化をした8作品をはじめ、他の名作CMや信玄餅の食べ方など、面白いコンテンツが沢山ありますので、是非ご覧ください。

 

桔梗屋様ご紹介ページはこちら

桔梗屋公式YouTubeチャンネルはこちら

記録映画「ジュリ馬1965~辻町の二十日正月」上映会

2月14日、沖縄県那覇市で行われたジュリ馬(二十日正月まつり)映像の上映会に参加しました。1965年に撮影された作品を弊社でデジタル化した映像です。

上映中の様子
上映会のお知らせ

2年ほど前に発見された16mmモノクロネガフィルムは、経年劣化が進んでいる状態で、変形や貼り付き、カビの発生、一部エマルジョンの溶解が始まっていて、一日も早いデジタル化が急務でした。

今回のデジタル復元と映像公開を実現するために、クラウドファンディングにてプロジェクトを発信し、見事目標達成したことにより上映会が開催されました。

劣化が進んだ映画フィルムが鮮明な映像として甦り、辻に近い会場で初披露となる上映会が開かれ、多くの参加者で賑わいました。

フィルム発見当初は撮影年不明でしたが、鮮明な映像として甦った効果で、映像内に映っている文字情報を読み取ることが出来、撮影年を確定することが出来たとの事です。

今後この映像を利活用していく上で、様々な発見や新たな情報が生まれると期待されています。

8ミリ映画サミットin沖縄

先日、沖縄県立図書館で開催された「8ミリ映画サミットin沖縄」イベントに参加させていただきました。

第1部・第2部・第3部にわたり、15時~19時半までと長丁場のイベントでしたが、8mm映画フィルムを収集・保全・活用を実際に行っている活動、実例、その地域の方々の反応など大変興味深いお話を伺うことが出来ました。

イベントチラシ・パンフレット

水損テープ救済ボランティア

大型台風の被害で水損してしまったビデオテープのクリーニングボランティアを行いました。大切な思い出が詰まったビデオテープの数々を何とかして残したいという思いにお応えしたい気持ちから、東京光音では東日本大震災以降、水損テープクリーニング作業のボランティアを実施しています。

水損テープのクリーニング工程として、まずテープを各パーツごとに分解して手作業ですべての泥汚れを洗浄していきます。洗浄が終わった後は、乾燥です。磁気テープ部分の乾燥には2日ほど時間がかかることがあります。よく乾燥させてから、分解したパーツの組み立て磁気テープの巻き直しなど最終チェックを行いクリーニング作業完了となります。

VHSテープ 洗浄前の泥汚れが付いている状態~洗浄後
miniDVテープ 手作業で洗浄作業を行う様子

東京光音はこれからもフィルム・ビデオテープ救済ボランティアを続けてまいります。

詳しい作業工程はこちらをご覧ください。http://www.koon.co.jp/suison.html

超劣化8mmフィルムのデジタル修復を行いました

個人様より持込みいただいた8mmフィルムは、70数年間大切に保管されておりましたが、高温多湿な日本の気候に大きな影響を受け、年月の経過に伴いビネガーシンドロームを発症していました。

フィルム同士の固着、変形、脆化現象など通常のデジタル化作業では映像化困難な状態にまで劣化は進行していましたが「映像を残したい」と熱意のこもったお気持ちをお伝えいただき、通常作業とは異なるかたちで超劣化8mmフィルムのデジタル修復作業を実施いたしました。

作業を行う上での一番の障壁はフィルムの脆化です。フィルム同士が貼りついて硬く変形し強度がとても弱く、力を加えると切断しそうな状態でした。そこで、固着部分を慎重に剥がすと同時にフィルムの平面化と補強を同時進行で行い切断の危機回避し、デジタル化作業が可能な状態に修復・補強を施しました。

劣化が進みエマルジョン剥離によるシワが見られる
フィルム全てを平面化及びテープで補強
全編手作業で修復・補強を施す様子

とても時間はかかりましたが補強までしっかりと行い、その後スキャナーでの映像の取り込みや濃度補正等、無事に再動画化が完了しました。

お客様からのご厚意により映像公開の許可をいただけましたので、ごく一部ではありますが動画を載せさせていただきます。

全史料協全国大会に 協賛企業として出展しました

第45回全史料協全国大会

11月14日〜15 日まで長野県安曇野市で開催されていた、全史料協全国大会に 協賛企業として出展をしました。

展示会場

ご来場者の多くが紙資料を専門にお取り扱いされている施設ですが、映画フィルムにも 目を向けていただこうと考え、今回の出展は映画フィルムに焦点を当て展示をしました。

デジタル化困難と思われた8mmフィルムの再動画化映像や、弊社独自のフィルムの 可視化(プレスキャン)業務など、ご来場者の悩みを解決する一つの手段だと 認識していたけたのではないかと思います。

展示ブースの様子
映画フィルムに焦点をあてた展示

図書館総合展に出展しました

11月12日〜14日までパシフィコ横浜にて開催されていました
図書館総合展に出展参加しました。

図書館総合展は、図書にまつわる様々な発表をはじめ、
施設利活用の工夫から新しい什器の紹介まで、幅広く展開している展示会です。

図書館は本のみではなく視聴覚資料を取り扱う施設も多くあります。
東京光音では本のプロの皆様に向けて、「視聴覚資料の今後」について紹介しました。
大きなテーマは2019年7月15日、ユネスコの“Information for All Programme”(みんなのための情報プログラム)が、
国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)と共同で、“Magnetic Tape Alert Project”を開始したと発表した件についてです。

磁気テープは媒体の劣化だけではなく、稼働する機材の減少によって、
テープそのものに問題がなくても再生できなくなるという問題を抱えています。
図書館総合展では、本のプロの皆様に向けて、そのような磁気テープの課題についてご紹介しました。

参照記事
ユネスコ“Information for All Programme”と国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)、磁気テープ記録の長期保存問題に取組む“Magnetic Tape Alert Project”を開始
https://current.ndl.go.jp/node/38687

展示ブースの様子
様々な磁気テープの規格
2025年問題とは